2008年08月29日
第62回日本学生、第45回日本女子学生 競技レポート
第62回日本学生ゴルフ選手権
男子 8月26日~29日
愛知県・春日井カントリークラブ
東コース (6883y P72)
女子 8月27日~29日
西コース (6222y P72)
中部勢、決勝で力及ばず。
男子=大田和選手(日大)、女子=小川茉奈美(日大)が優勝
日本学生は春日井CCで行われたが、3日目、4日目が2000年の東海豪雨に匹敵する悪天候に翻弄される大会となった。大会3日目、予報も予想外の強烈な雷雨が襲い2時間余り中断。そして最終日(4日目)は、瞬く間に緑のフェアウェイにカジュアルウオーターできる集中降雨&雷で2時間15分の中断。
こうした戦況の中ではあったが、男子学生の優勝スコアは14アンダーと爆発、地元・中部の大学生に全国でのレベルの高さを見せ付けた。その14アンダーで優勝した大田和選手(日大2年)は、決勝に入って猛ダッシュして3日目に首位を堅持、最終日追い上げを意気込む2位の近藤龍一(同志社4年)を振り切った。
中部勢では中川元成選手(名商大2年)が予選をトップ通過したが、決勝である3日目に79の大たたきで轟沈。最終日5アンダーで盛り返したが5Tが勢いっぱいであった。
女子は、小川茉奈美選手(日大3年)が1日目・予選を10位で通過、2日目決勝で3位、最終日でトップに躍り出た。女子は、2日目に久保宣子(名商大4年)と有馬弥里(中京学院大3年)がトップタイ、もしかしたら中部勢から優勝?と期待がかかったが、全国の壁は厚かった。
小川茉奈美選手は、下馬評ではダークホースの存在で初めてのビッグタイトルを唯一人2アンダーで獲得した。2位は、ナショナルチームメンバーの東香里(同志社)の1オーバー。
今回の学生ゴルフは、終わってみれば日大と同志社で男女ともワン・ツーフィニッシュを決めた。
なお、男子の小林、園田、宇佐美、小平、女子の東、新里、園田(絵)の諸選手は、休むまもなく世界学生に参戦するために、試合終了後そのまま中部国際空港へ直行、南アフリカへ向けてフライトした。
成績
男子
1 大田和 桂介(日本大2年) 274
2 近藤 龍一 (同志社大4年)278
3 中西 直人 (日本大2年) 279
4 小林 伸太郎(東北福祉大4年)280
5T 中川 元成 (名古屋商大2年) 282
園田 峻輔 (明治大1年) 282
杵鞭 謙二 (東北福祉大3年) 282
8T 藤本 俊 (東北福祉大3年) 283
藤本 佳則 (東北福祉大1年) 283
金子 徳馬 (東北福祉大1年) 283
中部勢の成績
18T 権藤 紘太 (名古屋商大2年) 289
21T 比嘉 拓也 (名古屋商大3年) 291
38T 山口 量 (名古屋商大1年) 295
43T 金村 龍太 (三重中京大4年) 296
56 青山 禎達 (名古屋商大3年)300
58T 工藤 大之進 (三重中京大4年) 302
61T 西田 弘樹 (名古屋商大2年) 304
女子
1 小川 茉奈美 (日本大3年) 214
2 東 香里 (同志社大2年) 217
3T 新里 菜苗 (大阪学院大3年) 219
久保 宣子 (名古屋商大4年) 210
5 小川 陽子 (専修大2年) 220
6T 小山 恵利子 (日本大4年) 221
岡宮 路子 (法政大4年) 221
8T 綾田 紘子 (法政大3年) 222
有馬 弥里 (中京学院大3年)
中部勢の成績
10T 法崎 佳成子 (名古屋商大1年) 223
17T 槙谷 香 (名古屋商大2年) 226
20T 呉山 美波 (愛知大1年) 227
山本 さや香 (三重中京大3年) 227
29 宮本 唯 (愛知産大3年) 235
<インタビュー>
「最終日は崩れないゴルフをしようと心がけた」大田和桂介選手(日本大2年) 優勝 274(69 69 66 70
)
首位の12アンダーでスタートした最終日。「攻めていきすぎないように、パーを取る気持ちでスタートした」と大田和選手。6番ホールで近藤選手に1打差にまで迫られたが、「焦らないで、自分のゴルフに徹しよう」と自分に言い聞かせた。そして、その後の8番では、近藤選手が先に打ったパターが参考になってバーディ、続く9番もバーディとして、「流れが来た」と思ったという。8月上旬に行われた関西学生でも優勝、まさに波に乗っている。「伝統ある日大のゴルフ部に貢献できたことがうれしい。優勝は結果ですが、みんなと一緒に練習してきたことがこういうカタチになったことに感謝してます。」まだまだ2年生、初めての日本オープン出場については「ワクワクして
ます。いろいろ勉強してきたい」
胴上げされる大田和選手
初めてのビッグタイトルはベストスコア68で。小川茉奈美選手(日本大3年) 優勝 214(74 72 68)
17番ホールのティーショットを打ち終わったところで「中断」のサイレンが鳴った。それから2時間余、待っていえる間に、大田和君が首位だったから、ぜひアベック優勝を、と声をかけられたが、「優勝かもしれない、だけど、そう思わないようにしよう」と再プレーを待ったという小川選手。今日はドライバーとパターが好調で、5バーディ1ボギーの68、ベストスコアだった。1999年に大山志保以来の日大女子の優勝となる。「初のビッグタイトルだから、おめでとうといわれて、ほんとにうれしい」小川選手はとまどいながらも喜びをかみしめた。
「3日目がもったいなかった」中川元成選手(名商大2年) 5位T 282(68 68 79 67)
中部地区で最上位に食い込んだ中川選手。2日目を終わって首位タイになったが、決勝の第3ラウンドで大叩きした。「もっと、集中してやればよかったんだけど・・・。それが、今の実力なんだよね」と自嘲気味に語ったが、終わったことはしかたない、とさばさばした様子。1イーグル4バーディ1ボギー。最終日の内容がよかっただけに、第3日が悔やまれる。
「もっとしっかりやらないと・・・」久保宣子選手(名商大4年) 3位T 219(71 73 75)
最終日を首位タイでスタートしたが、思うようにスコアを伸ばせなかった。「残念でした。今日は4アンダーは出さないと優勝できないだろうなと思ってたんですけどね」と苦笑いする久保選手に、「もっと悔しがらなきゃダメだよ」と檄を飛ばしたのが双子の姉の啓子さん。彼女は今年の女子プロテストに合格したばかり、ゴルフでは宣子選手の先を歩いているだけに、手厳しい。「中部学生の時に痛めていた腰はまだ本調子ではないが、「今年の試合はまだあるから、もっとしっかりやらないと・・・」タイトルを逃した悔しさがにじみ出た。